不動産の売買

◾️不動産を売る流れ
（1）査定
まず、売りたい土地や戸建て住宅などにどれくらいの価値があるのかを調べるために、不動産会社に査定を依頼します。
査定方法には、オンライン簡易査定と担当者が現地を訪問して詳しく調べる訪問査定の2種類があります。
不動産を売却することがほとんど決まっている場合は、訪問査定の方が精度が高いのでおすすめです。

不動産会社によって査定額が多少異なるため、複数社に査定依頼をすれば相場がわかりやすくなります。

（2）媒介契約
不動産会社を選んだら、売主と不動産会社の間で媒介契約を結びます。

媒介契約とは、売却が成立した際に不動産会社が受け取る報酬額や販売活動の方針を取り決める契約です。
媒介契約には「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、それぞれに特長があります。

不動産を売却する理由やご自身の状況などから、最も適した契約を選びましょう。

それぞれの特徴は以下の通りです。

専任媒介契約と専属専任媒介契約は、1つの不動産会社としか契約できませんが、販売活動を積極的に行ってくれる点がメリットです。
不動産会社側は仲介手数料が高いため、専任や専属専任を勧める傾向にあります。

一方、一般媒介契約の最大のメリットは、複数の会社と契約できることです。
また、自分で見つけた買主と直接取引することも可能で、自由度が高いといえます。

一般媒介契約は、より良い条件で契約しやすく、不動産選びで失敗するリスクも少ないというメリットもあり、初心者におすすめです。

（3）売却活動
媒介契約が締結されると、不動産会社は販売活動を開始します。

ここからは、基本的に不動産会社の主導で売却の取引が行われます。

購入希望者との条件すり合わせ、問い合わせ、価格交渉などを行います。

仲介不動産会社にすべて任せることも可能ですし、内覧会当日だけは売主様が立ち会うというような形にもできます。

（4）売買契約・引渡し
買主が決まったら、不動産会社が買主側の物件の住宅ローンの事前審査と最終調査を行い、問題がなければ契約です。
契約書に記載された引き渡し日に合わせて物件を引き渡し、取引完了です。

◾️不動産を買う流れ
大まかな流れは以下の通りです。

（1）不動産を探す
まず、どのエリアで、どの程度の予算で、どの程度の広さの土地が必要かを決め、土地を探します。
気に入った土地が見つかったら、不動産会社に購入の意思を表明します。

（2） 内覧
不動産を内覧し、購入するか最終的な判断を下します。

（3）契約締結
条件や価格の交渉を行い、条件に合意したら、書面で契約書を取り交わします。
このタイミングで手付金を払う場合がほとんどです。

（4）引き渡し
契約書に記載された引き渡し日に、残りの代金を支払い、土地を引き渡します。

◾️まとめ
今回は、不動産売買について解説しました。
不動産売買においては、ご自身に合った仲介業者を探すことが重要です。

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